ダンナから聞いた話なので若干事実とことなるかもしれませんが、先生がなかなか興味深いエピソードを話してくれました。
2018年の合格者数
入試報告会は校舎ごとに行われました。GOROが通っている校舎については、昨年とほぼ同じような合格実績でした。しかし、去年は拮抗していた近隣のSAPIXと比較すると難関校の合格者数に大きな開きができてしましました。
合格者数だけ見ると、難関校を目指すならSAPIX、中堅校を目指すならK塾という印象がついてしまったかもしれません。
先生からの厳しい感想
今年の受験生は秋ごろになってもエンジンがかからない生徒が割りと多かったようです。逆にそこでエンジンがかかった子がよい結果になったということです。(これはどこの塾でも同じでしょう)
もう少し具体的に言うと授業中に先生がいくら発破をかけても多くの生徒が「これは自分に向けられた言葉ではない」と思っていた(思うようにしていた?)そうです。
集団塾での落とし穴かもしれませんね。
とある生徒のエピソード
で、ここでようやく興味深いエピソードですが、ある生徒(A君とします)、能力があるはずだけど過去問の点数がなかなか上がらなかったようです。ご両親も、先生も「どうしたものか」と思い、先生がA君を呼び出して話をしました。
そこで家で過去問の解き直しをする約束なのに、まったくやっていない!ということがわかりました。
さらに、話を聞くと、どうやら家では理・社をやっていて、「やらなくてはいけない!」とわかっているもののできていなかったようです。
「合格したかったら過去問を解き直すべき!」という先生の思いと、「理社をしっかり覚えておかないと不安」というA君の思いがかみ合いません。
そんなやりとりを後ろで聞いていた同じクラスのB君がこういいました。
「全部やろうなんて思っちゃいけないよ~やってみたけどムリ!って思ったよ~」
とあっけらかんと答えたようです。B君は成績優秀者、B君の言葉にA君は衝撃を受けたようです。
一見すると手抜きしているように見えるB君の言葉ですが、そこにいたるまでに、限界ギリギリで頑張ったのでしょう。
そして、限界が見えたところで「こりゃムリだ!」と悟り、学習の取捨選択を自分でするようになったのだと思います。
この話を聞いて、私も衝撃をうけました。たかだか12歳で自分のキャパを把握してコントロールするなんて!
よく、「取捨選択は親がしてあげないと子どもがパンクする」なんていわれますが、自分でやってのけるなんて本当にすごいと思います。大人でもできない人いますから。
結局、A君はその言葉をきっかけに勉強方法をかえて、二人とも素晴らしい結果を残したようです。
その話を聞いて、学力向上だけではなく、そういう子どもを育てるK塾っていいなと素直に思いました。
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